第55回大会(筑波大学)「開催ご案内」
第55回大会開催のご挨拶
昨年6月に慶応義塾大学で開催されました関東社会学会大会総会において、第55回大会の開催をお引き受けしてから、早いもので一年を迎えようとしています。筑波大学社会学が本大会を引き受けるにあたって、スタッフのなかで、いろいろと議論を重ねてきました。ここ数年、立教大学、慶応義塾大学と、交通至便の都心にあるキャンパスで開催されてきており、つくばのような“片田舎”で、どのようにしたらできるだけ多くの研究報告を集め、また多くの参加者を得ることができるのだろうかと。幸い、すでにつくばエクスプレスが開通しており、JR秋葉原より、約1時間の旅で、大学キャンパスまで来ていただくことができるようになっています。新緑あふれるキャンパスにぜひ一人でも多くの方々に来ていただき、研究報告、シンポジウムをめぐる真摯なるディスカッションを楽しまれるとともに、心身を癒していただければ、と思っています。
私が筑波大学に来て、今年で5年目になります。この間、大学が法人化され、さらに人件費や研究費の抑制など、厳しい措置が続いています。筑波の社会学もポストを削減されたりして、学部学生や大学院生にできるだけ魅力的かつ充実した教育を提供するうえで、かなり厳しい現状と言わざるをえません。
ただ、ここ数年、社会意識論、知識社会学、歴史社会学、言説分析、国際社会学、現代都市論、カルチュラルスタディーズなどで先端的かつ刺激的な研究をされ、今後の活躍が期待される優れた若手研究者3名をスタッフに迎えることができました。犯罪社会学、逸脱行動論、医療社会学、ケアや死をめぐる社会学、文化社会学、スポーツ社会学、ジェンダー論、家族社会学を研究してきた従来の優れたスタッフとあわせて、いま筑波社会学は、これまでの伝統を踏まえ、新たな展開期が始まったところなのです。いたずらに抽象に走ることなく、現代的な社会問題や文化の諸相を視野におさめ、具体的な調査やフィールドワークも重視する経験社会学をより深くより広く教育、研究できるようになってきているのです。
今回の学会をお引き受けすることで、学内の学生や院生そして社会学スタッフは、新たな多様な知的刺激と出会えることを喜んでいます。交通の便が以前に比べよくなったとはいえ、やはり都心から離れたつくばという場所で、いろいろとご不便をかけることと思います。限られた予算やスタッフのなかで、せいいっぱいの大会運営を進めていきたいと思っています。どうぞ、会員の内外を問わず、一人でも多くの方が、つくばの地へ足を踏み入れていただけるよう、よろしくお願いいたします。
大会開催実行委員長 好井 裕明(筑波大学大学院人文社会科学研究科)
大会参加費
[会 員]一般 2,500円 / 学生 1,500円
[非会員]一般 3,000円 / 学生 2,000円
会場(その他)
【受付】
1C棟・2階 入り口(入り口および建物間の移動面が2階です)
【大会運営本部】
1C棟・2階 1C203会議室
【役員理事控室】
1C棟・3階 1C302会議室
【休憩室】
1C棟・2階 1C210講義室
【レジュメ交換コーナー】
1B棟・2階 1B204講義室
*本大会では、報告レジュメの残部を置いて、参加者が自由にお持ちいただけるスペースを設けます。部会終了後、レジュメに残部がある場合は、この教室に置かれます。
【書籍・雑誌コーナー】
1B棟・2階ホール
*書籍・雑誌販売を希望する団体(学会・研究会・出版社など)は、開催校理事まで電子メールでお問い合わせ下さい。なお、アドレスについては、ご郵送いたしましたニュース115号でご確認ください。
自由報告部会報告者へのお願い
- 会場での個別のコピー・サービスはいたしかねます。報告される方々は、最低50部以上のレジュメの準備をお願いします。上記のように、部会終了時の残部は、「レジュメ交換コーナー」に置いていただけます。
- 報告者は、報告される部会開始10分前に会場の教室にお集まりください。司会者・報告者による簡単な打ち合わせを行います。
- 報告時間は1報告につき最大30分(質疑応答を含む)です。部会の報告がすべて終了したあとに、総括討論の時間をもつ場合もあります。各報告の共通論点に関わる討論などはここで行います。
- 報告申し込みの際にパワーポイントやプロジェクター等の利用希望があった報告は、報告題目の末尾に[PP]と付記しました.機器を利用される方はとくに次の点にご留意ください。
- 開催校では報告者の希望に添って、最大限の協力はいたしますが、機器操作の結果につきましては報告者の自己責任でお願いします。また、万が一機器が作動しない場合に備えて、複写して参加者に配布できる印字原稿を用意いただくなど、次善の方策もお考え下さい。
- 機器を使用する報告者は、報告される部会開始20分前に各教室におこしください。そこで各自機器使用の準備・確認などをお願いします。
- 開催校では、今回各会場にスクリーンの設置のみ行います。事前にお知らせしましたように、プロジェクター・ノートパソコン・接続ケーブル等については、すべて各報告者がご持参ください。したがって、報告ごとに設置に多少の時間が必要となりますことをあらかじめご承知おきください。なお、報告者間でプロジェクターの共用などご調整いただけますと、時間のロスがなく進むかと思います。事前の準備等の時間をご活用いただき、打合わせておいていただければ幸いです。
ご不明な点は、開催校理事まで電子メールでお問い合わせ下さい。なお、アドレスについては、ご郵送いたしましたニュース115号でご確認ください。