研究活動

年次大会

第49回大会(東京女子大学)

開催日時

2001年6月9日(土)・6月10日(日)

会場

東京女子大学

第49回大会を振り返って

第49回関東社会学会大会は、去る6月9日(土),10日(日)の両日、東京女子大学で開催されました。木立の中の落ち着いた環境下の校舎で、開催校の行き届いた配慮もあずかって、つつがなく2日間の研究発表を終了することができました。大会参加者は、会員、非会員合わせて293名の多数に上りました。

第1日目には、昨年度に引き続き、プリナリーセッション「社会学の対象と方法」を開催し,浜日出夫氏、坂本佳鶴恵氏、赤川学氏の報告をもとに討論が行われ、多数の参会者の関心を呼びました。詳細は別項の報告にゆだねますが,報告者三氏はそれぞれのアプローチを、経験的な社会学研究との架橋に意を用いて展開され、より具体性に富んだ議論が行なわれえたように思われます。

2日目には、「社会構造の変容とエスニシティ」、「情報化と労働の変容」、「グローバリゼーションと市民社会」の三つのテーマ部会が開催され、それぞれにおいて熱心な討論が行なわれました。

両日における自由報告は、26報告(8部会)で,これは48回大会と同数でした。800人を超えている本学会の会員数からみると、もう少し応募があってよいのではないかと考えられますので,募集方法の改善等を次期の課題として申し送りたいと思います。

大会を盛会に導いて下さった東京女子大学の皆様、および報告者、討論者、司会者、その他参会者の方々に感謝する次第です。

宮島 喬 (前研究委員会委員長・立教大学)

報告要旨・報告概要

プレナリー・セッション

「社会学の方法と対象」

テーマ部会

テーマ部会A「社会構造の変容とエスニシティ」
テーマ部会B「情報化と労働の変容」
テーマ部会C「グローバリゼーションと市民社会」

自由報告部会

第1部会:理論と歴史社会学
第2部会:社会運動
第3部会:福祉国家と政策
第4部会:移民と難民
第5部会:戦後日本〈トランスジェンダー〉の社会学
第6部会:社会階層
第7部会:ジェンダーと社会
第8部会:エスニシティと文化